Windows10でどうやってもMicrosoft Defenderを無効化できない・できなかったけど、なんとか無効化できた話
Windows Defenderを無効化したい訳
『Windows Defenderが他のウィルスソフトとバッティングしているのではないか?!』ということから始まったことなんですが、あるWindows10端末でやたらとネットワーク経由でエクセルやワードなどのファイルを開いたり、ローカルにコピーをしようとするとパソコンの動作が重たくなるといった症状に遭遇しました。
たまたま『Windows10やOfficeのインストールがまずかったのかな?』と端末特有の不具合と思っていたのですが、別のスタッフが別のパソコンで同じ仕様のWindows10端末を作ったら見事に同じ症状が出ました。
よって、何らかの原因があるのではないかと調べていくうちに、『どうもウィルスバスターとWindows Defenderのリアルタイムスキャンのバッティング、またはウィルスバスターが怪しい』ということになりました。そこでMicrosoft Defender(Windows Defender)を無効化してみようと思った訳なんです。
ところが無効化できない!
実験的にウィルスバスターが入っていないMicrosoft Defenderが有効になっているPCで、Microsoft Defenderを無効化してみようと思ったのですが、どうやっても無効化できませんでした。
ちなみにWindows10 Pro v20H2(ビルド19042.804)のパソコンで試しました。
グルプポリシーで無効化できなかった
ローカルグループポリシー(gpedit.msc)を起動して、以前のWindows10のバージョンではこれで無効化できるいう情報がネットにたくさん掲載されていましたので、以下の項目を有効化しました。ここを有効化することで、Defenderが無効となる予定でした。しかし、再起動してもDefenderは無効になっておらず、設定は元の『未構成』に戻っていました。
レジストリでも無効化できなかった
以下のレジストリを登録すると、上記のグループポリシーを設定したことと同じことになるのですが、このレジストリを登録しても、再起動したら消えており、無効化できませんでした。
キー | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsDefender |
値の名前 | DisableAntiSpyware |
タイプ | RED_DWORD |
値のデータ | 1(無効) |
以下の参考ページによると、このレジストリは2020年8月のアップデートから無効になってそうです。
参考ページ
英語のページなので、翻訳して読んでください。
スタートアップの無効化もダメ
タスクマネージャーのスタートアップタブで、『Windows Security notifaction icon』を無効化しても、Defenderを無効化できませんでした。
サービスの無効化もできなかった
権限がなくできない。コマンドでもダメだった。
サードパーティのツールならできる?できた!
Defender Control
これを使えば無効化できました。再起動しても無効化を保持していました!
ダウンロードページ
ConfigureDefender
これは試していません。