SSDはSamsung SM951とSM961を使っています。どちらもコンシューマーモデルではないため、Samsung純正のSSDツール「Magician」でメンテナンスができませんが、SSDのパフォーマンスを保つため手動でTRIMコマンドを送信する方法を探していました。
TRIMコマンドの送信って言うけど、コマンドプロンプトとかでできるのかな?と手動でSSDにTRIMコマンドを送信する方法を探してみたのですが、コマンドと言ってもコマンドプロンプトでできるものではないらしいです。
OSによってタイミングが異なるみたいですが、Windows7以上だとOSでTRIMが有効になっていればデフラグとかゴミ箱を空にするタイミングでTRIMコマンドの送信をOSが実行してくれるみたいです。
- OSのTRIM対応状況の参考
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/dosv/747331.html
今回、Windows7/8/8.1/10でTRIMを有効・無効にするコマンドとフリーでTRIMの送信ができるフリーソフトを見つけたのでメモ。
TRIMの有効・無効を調べるコマンド
OS上でTRIMが有効になっているか、無効になっているかはコマンドプロンプトで調べれるようです。
TRIMの有効・無効を調べるコマンド
> fsutil behavior query DisableDeleteNotify
有効の場合の応答
DisableDeleteNotify = 0
無効の場合の応答
DisableDeleteNotify = 1
TRIMを有効にするコマンド
> fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0
TRIMを有効にするコマンド(Windows 10)
> fsutil behavior set disabledeletenotify NTFS 0
TRIMを無効にするコマンド
> fsutil behavior set DisableDeleteNotify 1OSによって微妙に書式が違うみたいなので、事前にfsutil behavior set /?で書式を確認してみてください。
TRIMの送信ができるフリーソフト
今回、いろいろ調べているうちにIntel SSD ToolboxやSamsung Magician Softwareなどを使わなくてもSSDのメンテナンスができるフリーソフトを見つけました。
株式会社テクシムのTxBENCH(http://www.texim.jp/)というフリーソフトで、ベンチマーク、Secure Eraseの実行、Trimの送信、S.M.A.R.T.情報の表示、データの消去、ドライブの搭載機能の表示などが行えます。しかも、インストールせずに実行でき、USB接続のSSDでもOKらしいです。
主な機能
- ベンチマーク
- Secure Erase
- Trimを利用した全データの消去
- データの上書き消去
- Trim送信によるSSDのメンテナンス
- S.M.A.R.T.情報の表示
- ドライブ情報の表示
- ドライブの自己診断機能の実施
これでちょっと安心です。