Windows XPの修復依頼が来た!
Windows10の時代にWindowsXPの修復依頼が来るとは思っていませんでした。HDDの不良で、「HDD Generator」でも修復不可能なXP入りのHDD。
とりあえず、「Acronis True Image」でHDDのクローンを作成し、そのクローンで途中まで起動するものの、Windowsログオン後にデスクトップが表示されず、マウスのカーソルが表示されるだけの状態となりました。
環境はそのままにOSだけを修復したい
そのPCには、古いアプリーケーションが入っていてインストーラーが無い状況です。よって、インストール済みのアプリケーションやファイルは消さず、OSの欠けている部分のみ上書きインストールをしたいという状況で、今回のこれにチャレンジします。
起動ディスクと CD-ROM で起動して、修復インストールする
以下のマイクロソフトのページにある「方法 3 : 起動ディスクと CD-ROM で起動して、修復インストールする」をためすことにしました。(方法1と方法2はチャレンジしてもできなかったため)
今回の修復のシナリオ・手順
1.起動ディスクでPCをブート
起動ディスクによるMS-DOS環境が必要。
PCがF8メニューの『セーフモードとコマンドプロンプト』から起動すことができれば、起動ディスクは不要。
2.DOSからSMARTDRV.EXEを実行
smartdrv.exe
を予め、ダウンロードサイトからダウンロードしてDOSから読込できるところに保存しておく。(Chromeでは警告が表示されてダウンロードできなかったのでIEでダウンロードしました。)
一応、このサイト内に予備を置いておきます。
例はAドライブになっているが、環境によってドライブレターを変更して実行。
C:\WINDOWS> A: A:\> smartdrv.exe
実行すると別のコマンドプロンプトの画面が起動してきます。
3.XPのインストールメディア内のI386フォルダにあるWINNT.EXEを実行
仮に、XPのインストールメディアにある「I386フォルダ」 がEドライブ(CDドライブまたは別パーテーションのHDDまたはUSBメモリにコピーしているなど)にある場合の例。
コマンドプロンプトの画面に以下のコマンドを順番に実行します。
E: E:\> cd i386 E:\I386> winnt.exe
WINNT.EXEを実行するとWindowsXPのインストール画面が出てきます。WINNT32.EXEを実行しなさいというエラーが出た場合、winnt32.exeを実行してください。以下のサイトのよるとwinnt32.exe /cmdcons
オプションで実行し、回復コンソールをインストールしてから使うという方法もあるらしい。
4.画面にしたがって「アップグレード(推奨)」を進めていく
5.完了
画面に従って進めて行けば、OSの上書きインストールが完了し、今までと同じ環境が復活しているはずです。故障前に使用していたアプリケーションやファイルがHDDの故障で欠けていなければ、以前と同様に使用できる程に復活できるはずです。