セキュリティリスクの観点からFlashを無効にしたい
脆弱性のセキュリティリスクからAdobe Flash PlayerをWindows 10から削除したいのですが、Windows 10の場合はブラウザに組み込まれているのでアンインストールできないようです。代わりに無効にすることはできるみたいなので、その方法をメモ。
Microsoft Edge の Flash を無効にする
Microsoft EdgeのAdobe Flash Playerを無効にする方法はGUI/グループポリシー/レジストリのいずれかで無効にすることができます。
GUIで無効にする方法
Microsoft Edge の [...] をクリックしてメニューから[設定]を選択します。
次に現れるメニューの[詳細設定]を選択します。
「Adobe Flash Player を使う」のスイッチをクリックして[オフ]にすれば無効になります。
グループポリシーで無効にする方法
GUIではユーザー単位でしかFlashを無効にすることができませんが、グループポリシーではコンピューター全体の全ユーザーに対してFlashを無効にすることができます。
Windows+Rを押してgpedit.mscと入力しEnterを押します。
「ローカルグループポリシーエディター」が開いたら、画面左のツリーを[コンピューターの構成]-[Windowsコンポーネント]-[Micrsoft Edge]の順に展開し、「Adobe Flashを許可する」をダブルクリックします。
「無効」を選択して[OK]を押せば Microsoft Edge で Flash が無効になります。
元の有効の状態に戻すときはあえて「有効」にせず「未構成」にします。
レジストリで無効にする方法
Windows+Rを押してregeditと入力しEnterを押します。
「レジストリエディタ」が開いたら、以下の値を作成します。これで上記のローカルグループポリシーエディターで無効にしたことと同じになります。
キー | HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\MicrosoftEdge\Addons |
値 | FlashPlayerEnabled |
タイプ | REG_DWORD |
値のデータ | 0 |
元の有効(未構成)に戻す場合は「FlashPlayerEnabled」を削除します。
レジストリを登録するコマンド
コマンドプロンプト(管理者)からレジストリを登録する場合は以下のコマンドを実行します。
add reg HKLM\Software\Policies\Microsoft\MicrosoftEdge\Addons /v FlashPlayerEnabled /t REG_DWORD /d 0 /f
参考