法人向けのWindows 10 のPCなど、 OneDrive を無効化したセッティングしたいときのメモ。
まずOneDriveを強制終了
無効化する前に、OneDrive のプロセスを終了させておきます。コマンドプロンプト(管理者として実行)を起動し、以下のコマンドで強制終了させます。
taskkill /f /im OneDrive.exe
OneDriveを無効にする
ローカルグループポリシーで無効にする場合
Windows + R で gpedit.msc と打って Enter を押して「ローカルグループポリシーエディター」を起動します。
[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[OneDrive] を開きます。
「OneDriveファイルを記憶域として使用できないようにする」をダブルクリックして、[有効] を選択して [OK] を押して閉じ、再起動します。
レジストリで無効にする場合
上記のローカルセキュリティポリシーで設定したことをレジストリでも設定できます。以下のコマンドをコマンドプロンプト(管理者として実行)から実行すれば簡単に設定できます。
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive" /v "DisableFileSyncNGSC" /t REG_DWORD /d "1" /f
「OneDriveファイルを記憶域として使用できないようにする」が未設定の時 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive は存在していませんので、レジストリエディタでこのキーと値を手動で追加する必要があります。
エクスプローラのサイドバーからショートカット削除したいとき
マイコンピュータを開いたときなど、エクスプローラのサイドバーに OneDrive のショートカットがありますが、以下のコマンドでレジストリをいじって削除することができます。
reg add "HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}" /v "System.IsPinnedToNameSpaceTree" /t REG_DWORD /d "0" /f
OneDrive をアンインストールしたいとき
無効化だけではなく、OneDrive 自体を Windows から削除したい場合のアンインストールコマンドです。
%SystemRoot%\SysWOW64\OneDriveSetup.exe /uninstall
これらすべてを行うバッチ例
@echo off echo. echo ========================================= echo OneDriveを無効化します。 echo ========================================= echo. pause rem OneDriveのタスクを終了します。 taskkill /f /im OneDrive.exe rem OneDriveを無効にします。 reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\OneDrive" /v "DisableFileSyncNGSC" /t REG_DWORD /d "1" /f rem OneDriveのショートカットをサイドバーから削除します。 reg add "HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}" /v "System.IsPinnedToNameSpaceTree" /t REG_DWORD /d "0" /f rem OneDriveをアンインストールします。 %SystemRoot%\SysWOW64\OneDriveSetup.exe /uninstall echo. echo 終了しました。 echo. pause exit