突然リモートデスクトップができなくなった
2018年5月の月例ロールアップ適用後のWindows10のクライアントからWindows7のPCにリモートデスクトップによる接続ができなくなりました。接続しようとすると以下のエラーが表示されるようになりました。
リモート デスクトップ接続
認証エラーが発生しました。
要求された関数はサポートされていません
リモート コンピューター: 192.168.0.111
原因は CredSSP 暗号化オラクルの修復である可能性があります。
詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=866660 を参照してください
原因はWindows Updateのパッチ
操作する側(クラインアント)PCと、操作される側(サーバー)で適用しているパッチの状況により、セキュリティレベルが異なることが原因でした。
今回は症状が発生した状況は、クライアントPC(Windows10)は現在最新の2018年05月の月例ロールアップが適用されていて、操作される側のPC(Windows7)はインターネットに接続していない為、Windows Updateによる更新プログラムの適用はほぼ行われていない状態でした。以下の表のケース4に該当していました。
接続元クライアント (操作する側) |
接続先サーバー (操作される側) |
接続可否 | |
---|---|---|---|
ケース1 | 2018年3月更新プログラム 未適用 |
2018年3月更新プログラム 未適用 |
接続可能 |
ケース2 | 2018年3月更新プログラム 適用済み |
2018年3月更新プログラム 未適用 |
接続可能 |
ケース3 | 2018年3月更新プログラム 適用済み |
2018年3月更新プログラム 適用済み |
接続可能 |
ケース4 | 2018年5月更新プログラム 適用済み |
2018年3月更新プログラム 未適用 |
接続不可 |
ケース5 | 2018年5月更新プログラム 適用済み |
2018年3月更新プログラム 適用済み |
接続可能 |
ケース6 | 2018年5月更新プログラム 適用済み |
2018年5月更新プログラム 適用済み |
接続可能 |
詳細については以下のマイクロソフトのページを参考にしてください。
レジストリやポリシーでセキュリティレベルを下げることで回避する方法もあるようですが、月例ロールアップを適用することをお勧めします。
パッチ適用で解決できた
操作される側(Windows7)に2018年5月の月例パッチを適用することで無事接続できるようになりました。 Window 10/8.1/7のパッチのダウンロード先は以下のページにまとめていますので、参考にしてください。
- 2018年5月現在、最新のWindows Update 月例ロールアップ (Windows10/8.1/7)
- 2018年4月現在、最新のWindows Update 月例ロールアップ (Windows10/8.1/7)
- 2018年3月現在、最新のWindows Update 月例ロールアップ (Windows10/8.1/7)
その他参考