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解決!USB回復ドライブを使ってSurfaceのリカバリ(復元)が途中で失敗するときにやったこと

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何度も繰り返しても「PCの回復中に問題が発生しました。」とSurfaceの復元に失敗したけど解決できたのでメモ。

結論からいうと

回復イメージを展開する際の回復パーテーションのサイズ指定を 460MB から 1GB(1024MB) に変更するとうまくいきました。詳しい方法は以下に記載します。

工場出荷時に復元できないSurface Pro 3

Windows Update に失敗したのか、電源を投入し Suraface のロゴが表示され、「修復しています」と出て再起動ループに陥った Suraface Pro 3 の修理を依頼されました。

Microsoftの「Surface回復イメージをダウンロードする」のページから Windows 10 の回復イメージをダウンロード。

別のデスクトップPC(Windows 10)でUSBメモリの回復ドライブを作成し、ダウンロードしたファイルをFAT32でフォーマットした16GBのUSBメモリにコピーしました。

USBメモリはなるべく容量の大きいものを使うのが無難です。8GBあればいいとか書いてあっても16GBか32GBくらいの物を用意しましょう。あと、汎用性の高いUSB2.0の規格の物を使いましょう。USB3.0だとSufaceやWindows8.1だと回復ドライブが使えなかったり認識されない可能性がありますので、回復ドライブ用にUSBメモリを買うときは注意してください。

そのUSBメモリでSurfaceを起動し、 [トラブルシューティング] - [ドライブから回復] から [ファイルの削除のみ行う] または [ドライブを完全にクリーンアップする] を選び [回復] を押すと回復イメージから復元が始まるのですが、何度やっても特定のタイミングで失敗します。

[ファイルの削除のみ行う] の場合、20%時点で失敗し、 [ドライブを完全にクリーンアップする] の場合、74%時点のところで一時停滞して復元に失敗します。

回復パーテーションにファイルが展開されていない

USBメモリの [sources]フォルダ 「CreatePartitions-UEFI.txt」 というファイルがあります。

このファイルは同じ階層にある ResetConfig.xml から呼び出されるファイルで、ドライブのパーテーションを作成するための DISKPARTコマンド が書いてあります。Windows(OS)の入るパーテーションのドライブレターは W で、Windows RT tools の回復パーテーションのドライブレターは T となっていました。

ドライブの中を確認してみる

ドライブの中のファイルはどうなっているのかな?と、Sufaceの電源はそのままに、 [トラブルシューティング] - [詳細オプション] から [コマンドプロンプト] を起動しました。

まずは Wドライブ(Windowsの入るドライブ) を見るために

dir W:\

と打ったら 「Program Files」 や 「windows」フォルダ が確認できましたので、OSの部分はイメージが正常に展開されていました。

ところが、

dir T:\

で Windows RT tools の回復パーテーションの中身を見ると空でした。DISKPART で list part や list volume のコマンドでパーテーションの容量を見ても OMB でした。

どうやら回復パーテーションに Windows RT が展開できていないようです。

手動で展開したら容量不足のエラーになった

自動で展開できないのなら手動で展開してみようと、そのままコマンドプロンプトから DISMコマンド で回復パーテーション(T:\)に展開される予定のイメージ boot.wim を以下のコマンドで展開してみました。( boot.wim はUSBメモリの D:\sources の中にあります。)

Dism /apply-image /imagefile:D:\sources\boot.wim /index:1 /ApplyDir:T:\

すると、容量が足らないために展開が途中で中断してしまいました。

回復パーテーションの容量を1GBにたら成功!

もしかして、原因は回復パーテーションの容量か!?ということで、試しに別のPCでUSBメモリ内の [sources]フォルダ にある 「CreatePartitions-UEFI.txt」 を開き、回復パーテーションの容量を初期値の 460MB から 1024MB(1GB) に変更して保存しました。

USBメモリを Surface に挿し、再度ドライブから [トラブルシューティング] - [ドライブから回復] - [ファイルの削除のみ行う] - [回復] をしたら100%までいき復元が成功しました!

最後に

無事復元できてよかったです。この問題の解決策を1日で見つけることができてよかったです。っていうか、Microsoftがこんな復元できないものを配布していたらいけないですよね。何もわからない素人からしたら「Surfaceのハードウェアきっと壊れたんだな」と勘違いして高いお金を出して買ったのに泣き寝入りとかするかもしれないですよね。私もDISKがイカれたか?と一瞬思いましたよ。ちゃんと検証してから配布して欲しいですね。

参考ページ


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